ブライズメイドと過ごす結婚式
「久しぶり~元気だった?全然変わらないね~」
そんな会話から始まる高校時代の友人の結婚式。就職先がみんなバラバラで地元に残っているのは私ぐらい。SNSで繋がってからは1年に1度の女子会が楽しみだったりする。仕事の事とか恋愛の事、高校時代のおもしろ話、気づいたらいつも終電ギリギリ。
去年みんなで集まったときのこと。元野球部の美人マネージャーだった彼女が突然、、、
「来年結婚式しようと思うんだけどみんな来てくれる、、、?」
あまり彼女の口からは彼の事を聞くことはなかったけど、実は高校時代からずっとお付き合いしていた野球部のキャプテンとついに結婚することになったと教えてくれた。ひかえめに恥ずかしそうに、でも幸せそうな彼女の華奢な指にはキラリと光る一粒のダイヤの指輪が。
「もちろん行くよ!」
自分が花嫁を経験したときに大変だった余興のお願いや友人スピーチ、二次会の幹事など困っていないか声を掛けてみたけど、「ありがとう。すごく嬉しいよ!!でもね、ゲストに気を遣わせるようなことはやらないって彼と決めたんだ。でもね、いつものメンバーにはひとつだけお願いがあるの。前に海外の映画で見た『ブライズメイド』っていうのをみんなにお願いしようと思うんだけど…協力してくれる?」
余興も友人スピーチも無しってどんな結婚式をやるつもりなのか不思議に思ったけど、彼女からお願いされたブライズメイドを調べてみた。
ブライズメイドとは・・・
花嫁の付き添い人、立会人として、結婚式で花嫁の側に立つ女性たちのこと。アメリカやヨーロッパでは、一般的に2~5名程度選ばれ花嫁の介添え役でもあるため、信頼できる方を選びます。
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信頼できる人。私たちのことをそんな風に思ってくれていたことが素直に嬉しかった。
それからは忙しい彼女に代わってみんなとのお揃いの衣装を用意したり、手作りのアイテムを揃えたりなんだか自分の式のときの準備みたいに、幸せな一日のための準備を楽しんだ。
そして当日、、、いつものメンバーみんなで集まって準備中の彼女の部屋に訪れた。
キレイ….
デザイナーがハンドメイドで作ったという、シルク素材のドレスを身に纏った彼女はいつも以上に美しかった。
「みんな今日まで準備ありがとう!これみんなでお揃いでつけてもらいたくて作ったの」そういってリストブーケを差し出した彼女。
「今日は私たちのために集まってくださってありがとうございます。私たちも思いっきり楽しみたいと思います!」
そんな一言で始まったふたりの結婚式は終始笑顔に包まれていて、間違いなく今までで一番楽しい結婚式だった。
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