結婚式のカメラマンが見つめる先
カメラマンが好きです。
カメラマンの動きを見ているのが好きです。
カメラマンが 新郎新婦を 家族を
挙式の動きを見つめる そのまなざしが好きです。
その視線は 時にあたたかく 時に鋭く
きっと 考えるより先に
足が 手が 指が動いている
挙式やパーティの中で
思いがけない 偶然に出会うことがある
このシーンをのこしたい!という不安は たった一瞬で消え
かならずその先に カメラを構える彼らの姿がある
私たちが 結婚式のその1日を
どうやって素晴らしいものにするか
考えながら過ごす中
カメラマンだけは その先
10年後 20年後の未来を見ている
この写真を 今日という日を ずーっと先の お二人のために
一瞬を のこすということが
どれだけのプレッシャーか
そこにカメラマンがいてくれるということが
どれだけ 安心か
お二人を ご家族を 挙式を パーティを ずーっと見ている
いつかこの日のアルバムを開く 誰かの笑顔を思い描いて
シャッターを切り続ける
その原動力は 愛情しかないと 信じているのです。