[ウエディングSTORY] 私の魔法使い
クリスマスやバレンタイン
誕生日や記念日などのイベント事は苦手で、
楽しみにしているのはいつも私だけ。
結婚した時も、
私:結婚式どうする?
彼:別にしなくてもいいんじゃない?
私:(やっぱり・・笑)
別に不満なわけじゃないけどなぁ・・・。
そんな彼が私を驚かせたのは
子供が生まれて少したったときのことだった
結婚式、しようか。
急に真面目な顔つきで唐突に言い放った彼に、
私は唖然として言葉もでなかった。
聞くと、出産祝いでいただいたものの中に、
「 あなたがこどもにしてあげられること 」 という本があり、
その中に、
豊かで人に愛される人格を形成する為に、
どのような環境を与えてあげるか、
どのような経験をさせてあげるか、
どのような教育をしてあげるかで、
その子の人格に大きく影響してきます。
という言葉があったそうだ。
だからって結婚式!?笑
なんて思いつつも、つづく彼の言葉はとてもあたたかいものだった。
「俺やお前の大好きな家族や友達、たくさんのひとにこの子を会わせてあげよう。
この子には、たくさんのひとに愛されてるんだよってことを教えてあげたい。」
それからというもの、今では私よりイベント事を楽しむようになった彼。
私にとっては嬉しい限りだ。
こどもは親を選んで生まれてくると言うけれど、
この子は私の気持ちを知っていてくれたのかもしれない。
この子は私の
魔法使い。