ベールダウン
ステンドグラスに向かって真っすぐ続くウエディングロード。
今まで夢見ていた
いつかはあの道を歩くんだ。
嬉しいようなさみしいような思いでお父さんと。
でも実はお母さんにもしていただきたいお役目がある。
それは
”ベール・ダウン”
今まで育っていく中でたくさんのお手伝いをしてきたお母さん。
もちろんお手伝いという気持ちではなく、
それが母親としての仕事だと思って
それが娘への愛情として
今まで当たり前のように行ってきた。
でも、今日からは両親から巣立ち
新しい家族をつくる。
頼るのはまずお母さんではなく
伴侶となった彼。
花嫁姿のお仕上げとなる
このベールダウンで最後にしよう。
女同士だからこそなかなか言えなかった
想いを伝えて。
さぁ、今から彼の元へ
憧れのまっかなウエディングロードを歩いて。