【ウエディングSTORY】感謝の気持ち
私がまだ幼い頃。
洋服や幼稚園に持っていくカバンは全て母が作ってくれていた。
一緒に手芸屋さんにキャラクターの生地やワッペンを選びに行ったことは今でも覚えている。
お手製の愛情たっぷり弁当が毎日楽しみで、
周りの友達に自慢しながら食べていた事もよく覚えている。
そして家に帰ってきたら母の手作りプリンが待っている。
母に教えてもらったレシピを元に作ってみても、なかなか思い出の味には近づけられない。
幼い頃は母にしてもらえる事すべてが当たり前だと思っていた。
気持ちを伝えるのが苦手で思春期のころは泣きながら、
母とケンカをしたこともあった。
なかなか素直に謝ることが出来ない私にいつも一番に私の事を思い、
言いたくない事も言ってくれたのは思い返すと母しかいなかったのかもしれない。
私が悩んでいる時、一緒に泣いてくれたのも母だった
学校で嫌なことがあった時に相談に乗ってくれたり。
友達とケンカしたときだって一緒に友達の家まで謝りに行ってくれたっけ
わたしがいつか母親になった時同じようには出来ないかもしれないけれど。
少しでも母に近づきたい、
今まで面と向かって伝えたことはないけど。
今日ぐらいは…というか今日だからきちんと伝えたい。