Pastor Message 牧師からのメッセージ

お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ

 

若き日の思い出②

デンマークへ二年間研修留学を決めた私ですが

その前に一人の英国から来られた

一人の宣教師との出会いがありました。

大学へ英語の授業を教えるために

来られていたのですがある晩その先生宅へ訪ねました。

色々と憧れていたヨーロッパの話を伺いたいと同時に

今となっては傲慢な思いですが

キリスト教を批判しようとも思っていたのです。

当時の学生運動はいかに相手の考え 

思想などの矛盾点を指摘し”論破”することに

優越感を覚えていたからです。

その晩その宣教師の先生は私のいくつかの質問に対して

十分な日本語での回答をしてくださることはありませんでした。

しかし終始柔和で謙遜な姿で対応される先生の姿に私は大変驚きました。

今までそのような人に出会ったことがなかったからです。

帰り道 私は己の愚かさを恥じる思いでいっぱいでした。

月が美しい夜でした。

それを仰ぎ見ながら「先生が言われた創造主が

もし存在するとしたら・・・」

自分の世界観は一変してしまうと思いました。

いよいよ北海道を離れる時その宣教師の先生に

挨拶の電話をしたところ

「大野さんのためにお祈りしています。」と言われました。

自分のために祈ってくれる・・・心に残る言葉でした。

1974年初夏私はデンマークへ渡り彼の地で

クリスチャンとなり洗礼を受ける恵みに預かりました。

*その経緯については過去のブログで何回か記しました。

とにかく私の人生で最大の出来事でした。

その後計4回教会などの招きによって

デンマークへ行っていますが感謝なことに現在も

ホームステイした家族とその子供たち 

教会でであった友達とは親しい交わりをさせていただいています。

復学後は大学で熱心に伝道しました。

ゼミの仲間や友人が次から次へと教会に導かれました。

卒業前のクリスマスの夜 

一人神に祈っていた時に神は聖書の言葉をもって

私に語りかけてくださり

将来牧師になる決心の祈りを捧げました。

実際に妻と子供を連れて海外留学をしたのは

8年後のことでした。

来年で牧師になって30年になりますが

人生を顧みますと多くの失敗 挫折 過ちがありました。

ただ神の恵みと哀れみによって生かされてきました。

そしてこれからもこのお方に頼って人生の道を

歩んで行きたいと祈っています。

若き日に異国で自分の生きる人生の土台を

見つけたことこそ最大の宝となりました。

「あなたの若き日に あなたの創造者を覚えよ」

(聖書 伝道者の書12:1a)