PASTOR BLOG 牧師からのメッセージ

お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ

2018.02.26

そらのレストラン②

先週このブログで私の青春時代の瀬棚での経験を記しました。

大学3年の冬休み I先輩の牧場で働きました。

瀬棚で山地を開墾し多くのご苦労を重ねて牧場経営をされておられました。

今も「海が見える丘の上」に牧場があります。

そこでの経験は忘れることができないものとなりました。

ある時 乳牛が仔牛を出産したのですが

産後立つことができない「起立不能症」という病気に罹ってしまったのです。

病気の原因は定かではありませんが

乳牛が食べる草 そして土壌にも問題があるともされています。

とにかくその母牛は二日たっても三日たっても

立ち上がることができなかったのです。

先輩と私は毎晩牛舎に行きマッサージをしたり

床ずれにならないよう新しい柔らかな藁に入れ替えたり・・・。

乳牛はご存知の通りペットではなく経済動物です。

皆さんが食べている牛肉や豚肉は

かつて生きていた家畜を殺処分して加工して食卓にあがっているわけですが。

生きた家畜を加工処理場で持っていくのと

死んでしまった家畜を持っていくのとは全然価値が違うのです。

私はその全く立ち上がれない牛を見て

経済動物の観点から早く処分した方が良いのではないかと内心思いました。

しかしその先輩は決して諦めることなく粘り強く

そして何よりも愛をもって対応したのです。

「愛は忍耐強い」と聖書にありますがその愛を実践されたのです。

何と母牛は五日目に立ち上がることができたのです。

私は愛と忍耐のなさ 高慢な心を恥じました。

イエスのたとえ話の中に99匹の羊を残して

迷子になった一匹の羊を捜し歩く羊飼いの話があります。

愛は計算しません。損得抜きです。

見つかるまで 愛は諦めません。

危険を顧みず 犠牲を伴うのが愛です。

その愛が十字架の上で表されました。

今でも私は日々の生活の中で愛のなさを聖書を通して知らされています。

しかし聖書は語っています。

「いつまでも残るものが三つあります。

信仰と希望と愛です。

その中で最もすぐれているものは愛です。

愛を最高の目標にしなさい。」

(新約1コリントより)