PASTOR BLOG 牧師からのメッセージ

お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ

2018.12.18

クリスマスツリー

教会のクリスマスツリーが美しいです。

現在 教会はアドベント(待降節)の最中です。

昔 教会学校の教師をしていた時に

「ヘンな弁当~!」と子どもに言われたことがありましたが・・・(笑)。

この言葉ラテン語からくるもので「~に向かって接近する」

「到来する」「待ち望む」といった意味があります。

そういえばデンマークにいた時によく

「vente lidt(ベント・リッツ)」=「ちょっと待って」

という言葉を会話の中で使いました。

改めてラテン語の影響力ってすごいんですね。

教会のでは6世紀頃からクリスマスを待つ

準備期間として行われて始めました。

教会のユース礼拝堂には4本のローソクを立てていますが

現在3本に点火し来週の日曜日には

4本すべてのローソクに灯が付けられるわけです。

さてクリスマスツリーの起源は8世紀に

ドイツで始まったと言われています。

ドイツではキリスト教が入って来るまで樫の木に

雷と戦いの神トールが宿ると信じられていました。

そしてそのトールの怒りを鎮めるために

生贄が捧げられていたのです。

しかし一人の英国人宣教師の働きによって

キリスト教がその村に入り生贄という迷信的な

そして残酷なことが行われなくなり その代わり

教会や家庭で樅ノ木が飾られ

イエス・キリストの降誕をお祝いするようになったそうです。

ツリーの先っぽに付ける「星」は博士たちを導いた

大きな星を表しツリーの下に置かれるプレゼントは

博士たちが幼子イエスに捧げた

贈り物の黄金・乳香・没薬から来ていると言われています。

又よく飾られるポインセチアは包葉が真っ赤ですが

イエス・キリストは十字架に付かれ

人々の罪を贖(あがな)うためにこの世界に来られたところから

流された血潮を意味しているそうです。

最近本を読んで知ったことですがツリーに銀の糸*オーナメント

を掛けますがキラキラ光る銀の糸がイエスさまが

お生まれになった洞窟*正確には馬小屋ではないようです。

の白いクモの巣を表しているそうです。

ご存知かと思いますが12月25日は

イエス・キリストの誕生日ではありません。

元々ローマで太陽を祭る日でしたが

ローマ皇帝コンスタンティヌスがクリスチャンとなり

クリスマスの日を定めたのです。

又この皇帝はキリストが復活された日曜日を休日としました。

当時の奴隷たちはどれほど喜んだことでしょう。

現代に生きる私たちも感謝をしなければなりませんね。

英国人宣教師といいローマ皇帝といい

一人の人間の働きや回心によって習慣や歴史は

大きく変わるものですね。

どうぞクリスマスは教会にいらしてくださいね!