PASTOR BLOG 牧師からのメッセージ

お知らせやイベント、日々の出来事を綴った牧師によるブログ

2019.04.01

イソップ物語①

新しい元号が「令和」と決まりましたね。

「命令」とか「指令」とか「令」の字は後にくる場合が多いので

最初聞いた時何かしっくりしませんでした。

「平」「昭」「大」「明」の字は文字自身に安定感がありますね。

一般的には西暦を使った方がわかりやすく計算しやすいですね。

西暦はご存知のようにイエス・キリストの降誕から数えられています。*誤差あり。

さて私は毎日聖書を読んでいますが

もう一つ習慣として読んでいる書物があります。

それは「イソップ物語」です。

皆さんは「ウサギとカメ」「北風と太陽」

「オオカミと少年」「田舎のネズミと町のネズミ」「肉をくわえた犬」など

読まれたことがあるのではないでしょうか。

400編以上あると言われています。

中でも「アリとキリギリス」はとても有名ですね。

後ひと月もすると地上にアリたちが出てきて

夏中セッセセッセと一生懸命に働きます。

物語ではそんな中キリギリスはアリを馬鹿にしてからかい

何もせずに遊びながら夏を過ごすわけです。

しかしやがて秋風が吹き寒い木枯らしの冬がやって来るのです。

食料もなくなりどうしようもないアリは

キリギリスのもとに来て食べ物を乞うわけです。

アリは真面目に備えをして生きることの大切さをキリギリスに諭すのですが

一節によると太らせて食べたという話もあるようです。

我が国にも「備えあれば患いなし」ということわざがありますね。

生活を楽しむこと遊びも大切なことと私は思います。

勿論学び続けること一生懸命働くことも大切です。

ただこの物語から学ぶことはキリギリスのように

やがて消えゆくものだけを追い求める生き方

刹那主義的な生き方への戒めです。

アリが働くことのできない近づいてくる冬に備えたように

私たちも今の時代を一生懸命に生きると同時に

永遠という尺度から人生を考えることも大切なのではないでしょうか。

あなたはその備えができていらっしゃいますか?

「怠け者よ 蟻のところへ行け

そのやり方を見て 知恵を得よ

蟻には首領もつかさも支配者もいないが

夏のうちに食物を確保し

刈り入れ時に食糧を集める」(箴言6:6~8)

*教会行事のお知らせ

・イースターチャリティーコンサート

4月21日(日)17時30分~

・賛美ワーシップ(ハワイからゲストが来られます)

4月28日(日)10時40分~

皆様のお越しをお待ちしております。